ICE program #7 body donation, disection and anatomy

Profesor Sabine Hildebrandt より献体に関する倫理についての講義を頂いた。最も興味深かったのは、新興国における献体登録の増加のためには、現地のanatomistsと市民、行政との議論が必要不可欠であり、一方で先進国や欧米の価値観に基づく既成の倫理は用いないという考え方であった。 

また、倫理の存在意義について語られていく中で、私はこれまで倫理とは与えられる(下賜される、というとより一般化した日本人の価値観でもあるが)ものであるという考えで、どのように献体を扱うべきかという基本知識であり、面倒だなと思うことも多かった。しかしanatomistはじめcontrovercial な作業を行う人が人間らしい心を失わないためにといった考えのもと、倫理が取り扱われている国が多いことに驚いた。また、故人や死体に対する考え方には国ごとに違いがあるものの、生死問わず人体に敬意を払わない価値観の民族は聞いたことがない、ということは興味深いといえる。


discussionにおいて、解剖の講義後の葬式(京大で言うところの御遺骨返還式に相当)などについて議論があった際、台湾では遺族(families of body donors)と解剖前後に直接面会し、故人cadevor の性格や、故人の人生など様々なことについて聞くということを知り、驚愕した。また、ほかのグループでは献体をするとお金を払わなくてはいけない国や、献体がオプトアウトである国があるという話が出たそうで、驚きである。

0コメント

  • 1000 / 1000